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コラム

フォルダを細かく分けすぎると、かえって整理が続かない

ファイルを整理しようとした時、まずフォルダを細かく分けたくなることがあります。

請求書、見積書、契約書、資料、画像、メモ、やり取りの記録など、種類ごとにきれいに分けておけば、あとから探しやすくなるように感じます。

もちろん、フォルダを分けること自体は大切です。

ただ、細かく分けすぎると、今度は「どこに保存すればよいのか」で迷いやすくなります。

整理したはずなのに、保存するたびに迷う。
人によって入れる場所が変わる。
似たようなフォルダが増えて、結局探しにくくなる。

そうなると、フォルダ構成はきれいに見えても、実際には使い続けにくい状態になってしまいます。

フォルダ整理で大切なのは、細かく分類することだけではありません。

迷わず保存できて、あとから探しやすい状態にすることです。

目次

細かく分けるほど整理できるとは限らない

フォルダを細かく分けると、一見きれいに整理されているように見えます。

たとえば、次のような分け方です。

取引先A
├─ 見積書
├─ 請求書
├─ 契約書
├─ 提案資料
├─ 打合せメモ
├─ 画像
├─ メール添付
└─ その他

この形は、見た目としては整理されています。

ただ、実際に使い始めると迷う場面も出てきます。

見積書に関連する資料は「見積書」に入れるのか、「提案資料」に入れるのか。
メールで届いた契約書は「契約書」なのか、「メール添付」なのか。
打ち合わせで使った画像は「画像」なのか、「打ち合わせメモ」なのか。

このように、分類が細かすぎると、保存するたびに判断が必要になります。

整理するためのフォルダなのに、保存する場所を決めること自体が負担になってしまうのです。

フォルダ階層が深いと、探す前に迷いやすい

フォルダは、階層が深くなるほど目的の場所までたどり着くのに時間がかかります。

たとえば、次のような構成です。

業務
└─ 顧客
  └─ 取引先A
    └─ 2026年
      └─ 06月
        └─ 請求関連
          └─ 確定版

このように細かく分かれていると、どこに何が入っているかを覚えていれば便利ですが、少しでも判断がずれると探すのが難しくなります。

年月で探すのか。
取引先名で探すのか。
書類の種類で探すのか。
確定版だけを見るのか。

探す時の視点が人によって違うと、同じファイルでも探す場所が変わってしまいます。

フォルダ階層が深いほど、保存する時にも探す時にも、迷うポイントが増えていきます。

大切なのは、きれいな分類より使い続けやすさ

フォルダ整理では、見た目のきれいさよりも、使い続けやすさを優先した方がうまくいきます。

たとえば、最初から細かく分けるのではなく、よく使う単位だけを決めておく方法があります。

取引先A
├─ 01_契約・基本情報
├─ 02_見積・請求
├─ 03_打合せ・資料
└─ 99_一時保管

このくらいの分け方なら、保存する時に迷いにくくなります。

契約書や基本情報は「01_契約・基本情報」。
見積書や請求書は「02_見積・請求」。
打ち合わせ資料や共有資料は「03_打ち合わせ・資料」。
判断に迷うものは、いったん「99_一時保管」。

細かく分けすぎないことで、保存する時の判断が軽くなります。

大切なのは、最初から完璧な分類を作ることではありません。

日々の業務の中で、迷わず使える形にしておくことです。

「一時保管」を用意すると、整理が止まりにくい

フォルダ整理で意外と大切なのが、判断に迷うファイルの置き場所です。

すべてのファイルをすぐに正しい場所へ入れようとすると、迷った時に手が止まります。

その結果、デスクトップに残したり、ダウンロードフォルダに置いたままになったり、別の場所に仮置きしたまま忘れてしまうことがあります。

そこで、「一時保管」のような置き場所を作っておくと、整理が止まりにくくなります。

ただし、一時保管は置きっぱなしにする場所ではありません。

月末に見直す。
案件が終わった時に整理する。
不要なものは削除する。

このように、見直すタイミングもあわせて決めておくと、仮置きのまま増え続けることを防ぎやすくなります。

フォルダ名とファイル名を合わせると探しやすくなる

フォルダ構成だけでなく、ファイル名の付け方も大切です。

フォルダが整理されていても、ファイル名がバラバラだと、あとから探す時に迷います。

たとえば、次のような名前が混ざっている状態です。

請求書.pdf
A社請求書最新版.pdf
202606_請求.pdf
最終版_修正後.pdf
scan001.pdf

これでは、どれが何のファイルなのか、開いてみないとわかりにくいです。

ファイル名は、細かくしすぎる必要はありませんが、最低限の型をそろえておくと探しやすくなります。

たとえば、

20260625_取引先A_請求書.pdf
20260601_取引先A_見積書.pdf
20260611_取引先A_打合せメモ.pdf

のように、年月日、相手先、内容を入れておく形です。

フォルダで探すだけでなく、ファイル名でも検索できるようにしておくと、あとから見つけやすくなります。

まずはよく使う場所から整える

フォルダ整理は、すべてを一度に見直そうとすると大きな作業になります。

まずは、よく使う場所から整えるだけでも十分だと思います。

たとえば、

デスクトップ。
ダウンロードフォルダ。
取引先ごとのフォルダ。
請求書や見積書を保存している場所。
共有ドライブの中でよく使うフォルダ。

こうした場所から見直すと、日々の業務で効果を感じやすくなります。

最初から全体を完璧に整理する必要はありません。

よく使う場所で、保存に迷うことが減る。
必要なファイルを探す時間が少し短くなる。
どこに入れるかの判断がそろってくる。

そのくらいの変化でも、業務は進めやすくなります。

ミドリンスでは、ファイルや情報の置き場所の整理も支援しています

ミドリンスでは、業務で使うファイルや情報の置き場所を整理し、日々の運用で使い続けやすい形に整える支援を行っています。

フォルダ構成の見直し、ファイル名のルール作り、共有ドライブの整理、管理表との紐づけなど、今の使い方に合わせて無理なく整えていきます。

フォルダ整理は、細かく分けることが目的ではありません。

必要なものを探しやすくすること。
保存する時に迷いにくくすること。
業務の中で続けやすい状態にすること。

そのための小さな見直しからでも、ご相談いただけます。

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