Webサイトに問い合わせフォームを設置すると、お客様からの相談を受け付ける入口ができます。
フォームから送信された内容がメールで届き、担当者が返信する。問い合わせ件数がそれほど多くないうちは、この方法でも問題なく対応できるように感じるかもしれません。
しかし、日々の仕事が忙しくなったり、複数の相談が同時に進んだりすると、少しずつ確認することが増えていきます。
「この問い合わせには、もう返信しただろうか」
「見積りを送ったあと、返事は来ていただろうか」
「担当者へ伝えたが、その後どうなっただろうか」
「以前も同じ質問を受けた気がするが、どのように回答しただろうか」
問い合わせ内容がメールに残っていても、現在の状況や次に行うことまで分かるとは限りません。
また、問い合わせ対応で起こる「漏れ」は、返信を忘れることだけではありません。担当者への引き継ぎが止まることもあれば、対応中に得た気づきがWebサイトやサービスの改善に生かされないこともあります。
問い合わせ対応を整えるには、フォームの入力項目や管理表だけを見るのではなく、問い合わせを受けてから対応が終わるまでの流れを確認することが大切です。
この記事では、Webサイトの先にある問い合わせ対応を、無理なく続けられる業務として整える考え方を紹介します。
問い合わせ対応の漏れは、返信忘れだけではない
問い合わせ対応の漏れというと、届いたメールに気づかなかったり、返信を忘れたりすることを思い浮かべるかもしれません。
もちろん、最初の返信は大切です。ただし、最初の返信が済んでいても、その後の流れが止まることがあります。
たとえば、お客様へ追加情報をお願いしたあと、返答がないまま時間が経つ。見積りを送ったものの、次に確認する日を決めていない。別の担当者へ確認を依頼したが、誰が回答するのか曖昧になっている。
このような状態も、問い合わせ対応の漏れに含まれます。
問い合わせ対応では、主に三つの漏れを考えます。
対応の漏れ
問い合わせに気づかない、返信が遅れる、見積り後の連絡を忘れるなど、お客様への対応が途中で止まる状態です。
引き継ぎの漏れ
誰が担当するのか、何を確認しているのか、次に誰が動くのかが共有されず、担当者や作業が切り替わるところで止まる状態です。
活用の漏れ
同じ質問や相談が繰り返されているのに、その内容がWebサイトの説明、よくある質問、返信方法、サービス内容などの改善に生かされない状態です。
返信忘れだけを防ぐのであれば、通知を増やしたり、未読メールを確認したりする方法もあります。しかし、引き継ぎや活用の漏れまで減らすには、問い合わせ対応を一連の業務として見る必要があります。
Webサイトは、問い合わせ対応の「入口」
Webサイトの問い合わせフォームは、送信できる状態になっていれば完成というわけではありません。
フォームから届いた情報は、その後の事務作業や判断に使われます。
たとえば、一般的な問い合わせ対応には、次のような流れがあります。
問い合わせを受ける
→ 内容を確認する
→ 初回の返信をする
→ 必要な情報を聞き取る
→ 対応できる内容か判断する
→ 見積りや日程を案内する
→ お客様の返答を待つ
→ 受注または対応終了を記録する
→ 対応中に分かったことを振り返る
実際の流れは、事業によって異なります。最初の返信だけで完了する問い合わせもあれば、複数回のやり取りや社内確認が必要になるものもあります。
ここで見落としやすいのが、作業と作業の間です。
フォームからメールへ移る。
受付した人から担当者へ移る。
ヒアリングから見積り作成へ移る。
自社の対応からお客様の返答待ちへ移る。
一つひとつの作業ができていても、その間の受け渡しが決まっていなければ、問い合わせは止まりやすくなります。
そのため、Webサイトを見直すときは、フォームの使いやすさだけでなく、送信されたあとに誰が確認し、どのように仕事が進むのかまで考えることが大切です。
問い合わせが少なくても、運用が簡単とは限らない
問い合わせ管理は、件数が多い会社だけの課題ではありません。
月に届く問い合わせが数件であっても、一件ごとに詳しい聞き取りが必要で、見積りの内容が異なり、複数の人や業務が関わる場合があります。
反対に、問い合わせ件数が多くても、内容がある程度決まっており、回答や担当の振り分けが定型化されていれば、流れを作りやすいこともあります。
問い合わせ対応の負担は、件数だけでは判断できません。
● 問い合わせの入口はいくつあるか
● 一件の対応に、いくつの作業が含まれるか
● 途中で何回の判断が必要になるか
● 何人へ情報を渡す必要があるか
● 通常とは異なる相談がどのくらいあるか
● 対応が終わるまで、どのくらいの期間が空くか
こうした流れが複雑であれば、件数が少なくても状況を覚えておく負担は大きくなります。
「問い合わせが少ないから、まだ管理するほどではない」と考えるのではなく、思い出すための確認や判断にどのくらい時間を使っているかを見ることが大切です。
最初に整理したいのは、入力項目より「判断」
問い合わせ管理を始めようとすると、まず管理表の項目や使用するツールを決めたくなることがあります。
問い合わせ日、会社名、担当者名、メールアドレス、相談内容、流入経路など、残せる情報は数多くあります。
しかし、記録する項目を増やしても、その情報を見て何を判断するのかが決まっていなければ、対応は進みません。
先に確認したいのは、次のような判断です。
● 新しい問い合わせを誰が確認するのか
● どのような内容なら、誰が担当するのか
● 最初の返信で、何を伝えるのか
● 詳しい確認が必要な場合、何を聞くのか
● すぐに回答できない場合、どのように連絡するのか
● 複数のサービスに関係する相談を、誰が整理するのか
● 対応が難しい内容だった場合、どのように案内するのか
● どの状態になったら、対応完了とするのか
たとえば、「Webサイトを更新してほしい」という問い合わせが届いたとします。
一見すると、Webサイト制作・運用の担当だけで対応できそうです。しかし、詳しく話を聞くと、掲載するサービス情報が複数の資料に分かれていたり、問い合わせフォームの選択肢が現在の事業内容と合っていなかったりすることがあります。
さらにWebサイトを直したあと、問い合わせを受ける側の返信文、管理表、見積書なども新しいサービスに合わせて変更する必要があるかもしれません。
このような相談は、最初から「Web」「事務」「DX」ときれいに分かれて届くわけではありません。
問い合わせに書かれた依頼だけを見るのではなく、その前後でどのような業務が行われているのかを確認することで、本当に整えたいことが見えやすくなります。
「現在の状況」だけでは、仕事は次へ進まない
問い合わせの進み具合を管理するとき、「未対応」「対応中」「完了」のような状況を記録する方法があります。
状況をそろえると、どの問い合わせが動いているのか確認しやすくなります。ただし、「対応中」と書かれているだけでは、次に何をすればよいのか分からないことがあります。
同じ対応中でも、実際には次のような違いがあります。
| 現在の状況 | 実際に起きていること | 次に行うこと |
| お客様からの返答待ち | 追加資料をお願いしている | 期限までに返答がなければ確認する |
| 社内確認中 | 対応範囲を担当者へ確認している | 担当者から回答を受けて返信する |
| 見積り作成中 | 作業内容と金額を整理している | 見積書を作成して送る |
| 見積提出済み | お客様が内容を検討している | 決めた日に検討状況を確認する |
現在の状況は、問い合わせがどこにあるかを示します。次に行うことは、問い合わせをどのように進めるかを示します。
漏れを防ぐためには、少なくとも次の四つが分かる状態を目指します。
● 現在どこまで進んでいるか
● 次に誰が動くのか
● 何をするのか
● いつ確認するのか
こうした情報は、管理表や業務管理ツールに残す方法があります。管理表の基本的な考え方は、「個人事業主が最初に作りたい管理表」でも紹介しています。
ただし、この記事で大切にしたいのは、表を作ることではありません。実際の仕事を次へ進めるために、何が分かっていればよいかを先に考えることです。
「待っている仕事」にも、次の確認日を決める
問い合わせ対応で漏れが起こりやすいのは、自分の作業がいったん終わったときです。
お客様から必要な情報が届くのを待つ。
社内の担当者から回答が来るのを待つ。
提出した見積りを検討してもらう。
待っている間は、自分から行う作業がないように見えます。そのため、別の仕事を進めているうちに、問い合わせの存在を思い出しにくくなります。
この状態を防ぐには、「返答待ち」と記録するだけでなく、次に確認する日も決めておきます。
たとえば、見積りを送った時点で、「◯◯日までに返答がなければ検討状況を確認する」と決めます。お客様を急かすためではなく、対応が途中のまま残らないようにするためです。
また、待っている相手が社内の担当者であっても考え方は同じです。誰に何を確認していて、いつまでに回答が必要なのかを残しておけば、状況を確認しやすくなります。
「待つこと」を何もしない期間にせず、次に確認する日まで含めて一つの業務として扱います。
通常どおりに進まない場合を、少しずつルールにする
業務の流れを作るときは、問い合わせを受け、返信し、見積りを送り、受注するという標準的な流れを考えます。
しかし、実際の問い合わせが毎回同じように進むとは限りません。
● 問い合わせ内容だけでは、何を希望しているのか分からない
● 必要な情報をお願いしたが、返答がない
● 複数のサービスにまたがる相談が届いた
● 既存顧客から、進行中の仕事とは別の相談が届いた
● 急ぎの相談だが、すぐに担当者が対応できない
● 現在のサービスでは対応できない相談が届いた
このような通常とは異なる状況で、担当者ごとに判断が変わると、対応に時間がかかります。
ただし、最初からあらゆる場合を想定し、細かなルールを作る必要はありません。実際に迷ったことを短く残し、繰り返し起こるものから対応方法を決めていきます。
たとえば、複数のサービスに関係する相談が増えてきたら、「最初に全体の困りごとを確認してから、必要な支援を整理する」という流れを作れます。
対応が難しい問い合わせが続く場合は、断り方だけを決めるのではなく、Webサイトに掲載している対応範囲が分かりやすいかを見直すこともできます。
こうして実際の問い合わせをもとに判断基準を増やしていくと、現場で使える業務ルールになります。詳しいルールを一度に作るよりも、迷いやすい場面から整える方が続けやすくなります。
判断基準の残し方については、「業務マニュアル(手順書)は、完璧に作るより更新しやすい方がいい」でも紹介しています。
すべての情報を一か所に集めなくてもよい
問い合わせ対応を整理するとき、「すべての情報を一つのシステムへまとめなければならない」と考えることがあります。
しかし、問い合わせの詳しいやり取りはメールに残し、打ち合わせの予定はカレンダーへ入れ、見積書は書類作成に使っているサービスで管理する方法でも構いません。
大切なのは、すべてを同じ場所に保存することではなく、問い合わせの状況を確認する入口が決まっていることです。
その入口を見れば、現在の状況と次に行うことが分かる。詳しいやり取りや資料が別の場所にある場合も、迷わずたどり着ける。
この状態であれば、必要以上に情報を転記せず、今使っているツールを生かすことができます。
反対に、同じ顧客名や問い合わせ内容を複数の表へ何度も入力している場合は、情報の持ち方を見直す時期かもしれません。
何を一緒に確認したいのか。
どの情報を、どこへ残すのか。
誰が、いつ更新するのか。
変更があった場合、どこを直すのか。
これらを整理してから、表を連携させたり、自動で情報を移したりする方法を検討していくのがいいと思います。
問い合わせ情報は、残し方だけでなく扱い方も決める
問い合わせには、氏名、連絡先、会社名、相談内容などが含まれることがあります。業務を進めるために必要な情報である一方、誰でも見られる場所へ置いたり、同じ内容を複数の場所へ残したりしないよう、扱い方も考える必要があります。
たとえば、次のような点を確認します。
● 問い合わせの原文は、どこに残すのか
● 対応に必要な人は、どこまで確認できるようにするのか
● 管理表には、どの情報だけを記載するのか
● 詳しいやり取りや添付資料へ、どこからたどるのか
● 対応が終わった情報を、どのように保管するのか
● 外部へ業務を委託する場合、必要な範囲をどのように共有するのか
管理しやすくするために、問い合わせの原文をいくつもの表やメモへコピーすると、あとで修正や削除が必要になったときに確認する場所が増えます。
管理表には、現在の状況や次に行うことなど、進行管理に必要な情報を残す。詳しい相談内容は、決めた場所で確認する。このように役割を分けることで、必要以上に情報を複製せずに済みます。
便利さだけでなく、日々の運用の中で無理なく管理できるかという視点も必要です。
高度なツールは、業務の流れが見えてから考える
問い合わせ管理には、顧客情報や対応履歴をまとめて管理できるツールがあります。Webフォームから届いた情報を自動で登録したり、担当者へ通知したり、対応状況を集計したりできるものもあります。
こうした機能は、入力や確認の負担を減らす方法として役立ちます。
ただし、高度なツールを導入すれば、問い合わせ対応の流れが自動的に整うとは限りません。
誰が担当するのか。
どのような区分で状況を管理するのか。
次に何をするのか。
いつ完了とするのか。
どの情報を振り返りに使うのか。
これらが決まっていなければ、入力項目や機能が増えても、使い方に迷いやすくなります。現在の業務に合わない流れをそのまま自動化すると、かえって修正しにくくなることもあります。
まずは、実際の問い合わせがどのように進んでいるのかを確認し、そのうえで繰り返している入力、確認に時間がかかる場所、担当者間で情報が止まる場所を見つけます。
問い合わせ件数が増えてきた。
複数の担当者が関わるようになった。
同じ転記を繰り返している。
対応状況を集計したくなった。
メールと管理表だけでは確認しにくくなった。
このような変化が見えてから、必要な機能を選ぶ方法もあります。
簡単な方法だけを使い続けることが目的ではありません。高度な方法を使うこと自体を目的にせず、今の業務で使い続けられるかを基準に選びます。
問い合わせは、Webサイトやサービスを見直す材料になる
問い合わせ対応は、お客様へ回答したところで終わりではありません。
問い合わせには、Webサイトを見ただけでは分からなかったこと、依頼前に不安を感じたこと、事業者へ確認したいことが表れます。
たとえば、次のような傾向がないかを振り返ります。
● 対応範囲について、同じ質問が続いている
● 料金や依頼の流れを説明するのに時間がかかっている
● 想定していた内容とは異なる問い合わせが多い
● 問い合わせ後に、追加で確認する項目がいつも同じである
● 複数のサービスにまたがる相談が増えている
● 見積りを送ったあとに止まる問い合わせが多い
同じ質問が続く場合は、Webサイトの説明やよくある質問へ追加できるかもしれません。
問い合わせ後に毎回同じ情報を確認している場合は、フォームへ項目を追加する方法があります。ただし、入力項目を増やしすぎると、問い合わせる側の負担も増えます。最初に入力してもらう情報と、受付後に会話しながら確認する情報を分けて考えます。
想定と異なる問い合わせが続く場合は、単に対象外として処理するのではなく、サービスの説明や見せ方が実際の内容と合っているかを確認します。
一件だけでは判断できないこともあります。問い合わせ件数の多さだけで結論を出さず、実際のやり取りや事業の状況とあわせて考えることが大切です。
Webサイトから業務へ情報が流れ、日々の業務で得た気づきが再びWebサイトへ戻る。この循環ができると、Webサイトと実際の対応が少しずつそろっていきます。
Webサイトの情報が日々の業務から離れて更新されなくなる場合は、「Webサイトの更新が続かない理由と、無理なく運用するための工夫」も参考にしていただけます。
一つの依頼だけを直すと、別の場所に負担が残ることがある
ここまでの流れを、Webサイトの更新相談を例に考えてみます。
「新しいサービスを始めたので、Webサイトへページを追加したい」という問い合わせが届いたとします。
依頼されたページを制作して公開すれば、Webサイトの作業としては完了します。
しかし、事業全体を見ると、ほかにも確認したいことがあります。
● 問い合わせフォームで、新しいサービスを選べるか
● 問い合わせが届いたとき、誰が内容を確認するか
● 最初の返信で、どのような案内をするか
● 見積りに必要な情報は何か
● 顧客や案件を管理する場所に、新しい区分が必要か
● 既存の案内文や書類に、古いサービス名が残っていないか
● 実際に対応して分かったことを、誰がWebサイトへ戻すか
Webサイトだけを直すと、問い合わせを受けたあとの事務作業に変更が伝わらないことがあります。
反対に、事務の手順だけを直しても、Webサイトの説明やフォームが古いままでは、必要な情報が届きません。
管理ツールを導入しても、サービスの区分や担当者の判断が決まっていなければ、入力方法に迷います。
一つの問題がWeb、事務、情報管理にまたがっているとき、それぞれを別々に整えるだけでは、間をつなぐ役割が依頼する側に残ります。
どの変更が、どの業務へ影響するのか。
誰が、どこまで対応するのか。
実際に運用して分かったことを、どこへ戻すのか。
この全体を見ながら整えることが、Webサイトの先にある業務整理です。
まずは、一件の問い合わせを最後までたどってみる
問い合わせ対応の全体を一度に変えようとすると、大きな作業になります。
まずは、最近届いた問い合わせを一件選び、受け付けてから対応が終わるまでを順番に書き出してみます。
誰が最初に確認したか。
どこへ内容を記録したか。
何を判断したか。
誰へ引き継いだか。
どこで返答を待ったか。
どの時点で対応が終わったか。
対応中に迷ったことはなかったか。
書き出した流れの中で、情報を探した場所、同じ内容を入力した場所、判断に迷った場所、しばらく止まった場所に印を付けます。
それだけでも、最初に見直したいところが見えやすくなります。
たとえば、問い合わせが個人のメールに残ることが問題なら、最初に記録する場所を決めます。見積り後に止まりやすいなら、次に確認する日を残します。同じ質問への回答に時間がかかるなら、返信文やWebサイトの説明を見直します。
最初から完成した仕組みを作る必要はありません。一件の実際の流れをもとに、小さな変更を試します。その変更が日々の業務で使えるかを確認し、必要に応じて次の場所を整えます。
外部へ相談した方が進めやすい場合もある
一件の流れを書き出すところまでは、自社でも始められます。
一方で、実際に仕組みを整える段階では、複数の業務が関係します。
● 問い合わせの入口が複数あり、全体を把握できない
● Webサイトの内容と、実際の案内や対応方法が合っていない
● 担当者によって、記録する内容や判断が異なる
● 管理表はあるが、実際の状況へ合わせて更新されていない
● 一つの場所を直すと、別の書類や業務にも変更が必要になる
● ツールを導入したが、入力や確認のルールが定着していない
● 日々の対応が優先され、振り返りや改善まで手が回らない
このような場合、WebサイトはWeb制作会社、管理表やツールは業務改善に詳しい会社、日々の事務作業は事務代行会社というように、業務ごとに依頼先を分ける方法もあります。
ただし、複数の依頼先へ現在の状況を説明し、変更内容を伝え、それぞれの作業をつなぐ役割は自社に残りますし、その調整自体が負担になることもあります。
問題が複数の業務にまたがっている場合は、一つの作業だけを依頼するのではなく、問い合わせを受けてから対応を終え、改善へ戻すまでの流れを一緒に確認できる相手へ相談する方法があります。
自社で続ける部分と外部へ任せる部分を分け、最初は負担の大きいところから支援を受けることもできます。
問い合わせ対応は、事業に合わせて育てていく
問い合わせ対応を整える目的は、管理表をきれいに埋めることでも、高度なツールを導入することでもありません。
問い合わせを受けてから対応を終えるまで、誰が見ても次に行うことが分かる。待っている仕事も、必要なタイミングで確認できる。対応中に得た気づきが、Webサイトやサービスの改善へ戻っていく。
このような状態を作ることが目的です。
事業内容や問い合わせの傾向は変わるため、一度作った流れがずっと合い続けるとは限りません。
最初からすべてを自動化したり、あらゆる場合に対応できるルールを作ったりする必要はありません。実際の問い合わせで迷ったことや止まったことを確認し、必要な部分から少しずつ見直します。
地に足の付いた運用とは、簡単な方法だけを選ぶことではありません。
現在の業務を理解し、必要な判断や情報を整理したうえで、実際に使い続けられる方法を選ぶことです。事業が変化したときには、Webサイト、事務、情報管理のつながりも見直しながら、仕組みを育てていきます。
ミドリンスでは、Webサイトの先にある業務まで横断して支援しています
ミドリンスの継続伴走支援では、Webサイト、事務、DX・業務改善を分けて考えるのではなく、日々の業務のつながりを確認しながら横断的に支援します。
問い合わせ対応では、現在の流れや困っている場所の整理から、問い合わせフォームの見直し、Webサイトの説明やよくある質問の更新、管理表や返信テンプレートの作成、業務ルールや手順書の整備、日々の事務作業、必要なツールの選定・設定まで対応します。
仕組みを作って終わりではなく、実際に運用して分かったことを振り返り、問い合わせ内容や事業の変化に合わせて改善していきます。
「Webサイトを直したいが、その後の問い合わせ対応も整理したい」
「管理方法を見直したいが、どのツールが合うのか分からない」
「日々の対応に追われ、業務を振り返る時間が取れない」
「Web、事務、業務改善を別々の相手へ説明することに負担を感じている」
このような段階からでもご相談いただけます。
現在の業務をすべて変えるのではなく、困っている場所や負担の大きいところを確認し、今の事業で無理なく続けられる形を一緒に整えていきます。
お電話でのお問い合わせも可能です。
TEL:050-1724-9924
※打ち合わせや作業中など、電話に出られない場合があります。その際は、留守番電話にお名前(会社名)とご用件をお残しいただくか、お問い合わせフォームよりご連絡ください。内容を確認のうえ、ご連絡します。